弦は消耗品のため、劣化してくると音がこもったり、チューニングが安定しなくなったり音質に影響を及ぼします。
特にライブでは弦のコンディションを管理してより良い音で演奏したいですよね。
この記事では、アコースティックギターの弦の寿命の目安から交換のベストタイミングをわかりやすく解説します。

1.弦の寿命はどれくらい?
弦の寿命は保管環境や練習頻度によって変わってきます。
週に1回スタジオに入って練習する程度の練習度合いの場合、音質の低下という意味で弦の寿命は大体以下の目安です。
非コーティング弦:2週間〜1ヶ月
コーティング弦:1ヶ月〜1ヶ月半
弦が劣化すると以下のような変化が感じられます。
・低音が弱くなる
・音が全体的にモヤっとする
・チューニングが安定しづらくなる
練習だけであれば音質が劣化しても大きな問題はないのですが、ライブやレコーディングを控えている場合や、良い音で気持ちよく練習したい場合は音質の劣化を感じたら交換をすると良いでしょう。
2.ライブ前の弦交換のタイミング
できるだけ良い状態でライブを迎えたい気持ちから、当日や前日に弦を張り替えたくなるかもしれません。
実は、張りたての弦は高音がキラキラしすぎて、バランスが悪く感じることがあります。
特にコーティング弦は、張ってすぐだと「キンキン」した音になりがちです。
また、張った直後の弦は伸びが足りずチューニングが不安定になります。
理想的なタイミングはライブの1週間前くらいです。
1週間ほど弾いていくうちに、弦のテンションが落ち着き、音がまろやかになっていきます。
チューニングも安定してくるので、ライブ本番では安心して演奏できます。

ライブの1週間くらい前に余裕を持って準備しておこう!
3.まとめ
●弦の寿命は使用頻度による
→ 非コーティング弦:2週間〜1ヶ月
→ コーティング弦:1ヶ月〜1ヶ月半
●ライブ前は1週間前の交換がベスト
●張りたては高音が際立ってしまう、チューニングが安定しづらいので馴染ませる期間を作る
●弦交換は「音を良くするための準備」



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