愛用していた「L.R.Baggs Anthem」が6年ほど使う中で不調が現れ、ついには交換することになりました。
Anthemはピエゾピックアップとコンデンサーマイクの音をブレンドして出力する仕組みですが、コンデンサーマイク部分が故障し、ノイズが発生していました。
この記事では、実際に起きた症状や原因、交換までの経緯をご紹介します。
同じようにピックアップのトラブルで悩んでいる方のヒントになれば幸いです。

ピックアップから花火みたいなノイズがする…
ライブで花火が上がった日
「バチンッ!!」
ライブでギターの弦を叩いてパーカッシブな音を出した時、まるで花火が上がったかのような大きなノイズが鳴りました。
PAさんも「あちゃー」、という顔をしています…
これが最初にAnthemに不調が起こった時でした。
それ以降の曲は気が気ではなく、ヒヤヒヤしながらなんとかライブを終えました。

症状は出たり出なかったり、誤魔化しながら過ごす
その後スタジオに入ったとき、ギターに振動が加わると同じ不調が現れることが時々ありました。
ネットで調べてみるとAnthemの電源ケーブルを交換したらノイズが改善したという情報があったため、購入し交換してみました。
Anthemの電源ケーブルは純正品が送料込みで1000円程度でした。

それ以降しばらく不調はなく、リペアで軽く相談した時もピックアップは特に問題ないということだったので、これで解決したのだと思っていました。
ただ、スタジオでアンプに繋いだ時、常に「ジー」っというノイズが鳴っているのが気がかりでした。
落ち着いたと思ったらまたノイズが
しばらくするとまたノイズが出始め、頻度も高くなっていきました。
大事なライブも控えていたため改めてリペアに持ち込み相談してみることにしました。
↓実際のノイズ
アンプに繋いでギターを軽く叩いて振動を与えています。
原因はコンデンサーマイクの故障
コンデンサーマイクに原因あり
私が使用しているピックアップ L.R.Baggs Anthemの仕組みは以下です。
ピエゾ(アンダーサドル)ピックアップ「Element」と、ブリッジ裏のコンデンサーマイク「Tru-Mic」の2種類のピックアップのサウンドをブレンドしています。

リペアでギターからピックアップを外して確認してもらうと、コンデンサーマイクで音を拾わなくなったり、動かすことでノイズが発生したりしたため、原因はこちらにあることがわかりました。
フィンガーピッキングがメインで、ギターや弦を叩いてパーカッシブな音を出す機会も多かったため取り付けてから6年ほどでしたが、マイクに負荷がかかり寿命が来たのかもしれません。
特にパーカッシブなプレイや振動が多い場合は注意が必要です。
Anthem交換へ
不調から半年、誤魔化しながらなんとか使い続けてきましたがついにピックアップを交換することにしました。
コンデンサーマイクはデリケートなので私の奏法ではまた痛めてしまうかと少し迷いましたが、生音に近い音を忠実に出力してくれるAnthemをまた取り付けることにしました。
まとめ
今回のトラブルは、コンデンサーマイク部分の故障が原因でした。
Anthemのように繊細なマイクを内蔵しているタイプは、演奏スタイルや使用年数によってダメージが蓄積することがあると感じました。
ノイズなど気になる症状が出た場合は早めにリペアに相談するのがおすすめです。
同じようにピックアップのトラブルで悩んでいる方のヒントになれば幸いです。
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